勉強を始めるおすすめの方法~やる気の出し方編~
皆さんこんにちは。
ご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
学校は夏休みに入りましたね。
大人からすると、子ども達が勉強に取り組むいい期間だと思ってしまいますが、実際はなかなか子ども達の勉強のやる気が出ないなんてことも多いのではないでしょうか。
今回は「やる気」の出し方についてのお話です。
●「作業興奮(さぎょうこうふん)」を利用しよう
なかなかやる気が出ない時は、作業興奮という現象を利用してみましょう。
作業興奮とは、《一度行動を始めると、やる気が出てきて作業や行動を簡単に継続できるようになるという心理現象》のことを言います。
実はやる気という気持ちは、人間の脳内にある「側坐核(そくざかく)」と呼ばれる小さな場所で作られます。
側坐核に刺激を与えるには「手を動かして作業すること」が良いそうです。
初めは嫌々手を動かしていても、始めてからしばらく経つと、少しずつやる気が出て、しだいに集中できるようになってくるのです。
勉強を始めるが大変という気持ちは、私もよくわかります。
しかし、一度始めてしまえばなんてことはないという気持ちになることは多いですよね。
勉強というものは、「やる気が出る➡勉強を始める➡勉強が進む」という順番で進めるよりも、
「やる気のあるなしに関わらずとりあえず始めてみる➡少しずつ作業興奮が起こる➡やる気が出てくる➡勉強が進む」という順番の方がいいのです。
ちなみに、「作業興奮」を利用するコツで最も大切なのは、「簡単なことから取り組み始める」ということです。
以下の事柄に注意すると利用しやすいと思います。
①得意科目・計算など負担にならないこと ➡百ます計算などでもいいと思います。
②設定する時間がごく短時間であること ➡10分だけでも構いません。
③勉強するとき用の環境に身を置くこと ➡だらだらできる空間からなるべく遠い場所でスタートしましょう。
ということは「塾に、百ます計算を、10分だけ解きに行く」という目標からスタートしてもいいかもしれませんね。(実際に自習に来てくれたら10分で帰さないと思いますが)
勉強に取り組むときは、上手に自分の気持ちをコントロールしてみてください。