定期テストの勉強の基本
皆さんこんにちは。
ご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
9月から10月にかけては中学生、高校生共に定期テストがありますね。
アップルズ近隣では、中学校は前期後期制で、高校は3学期制のところが多いです。
どちらも夏休みが終わるとすぐにテストを意識しなくてはいけませんので、早めに取り組みたいところです。
さて、テスト勉強を始める際に、主に中学1年生がやってしまいがちな、少し効率の悪い定期テストの勉強方法があります。それは「まず問題集を解く」ということです。
通常、定期テスト1週間前になるとテストの出題範囲が発表され、その範囲表には、教科書や問題集、プリントの範囲の他に、提出課題についての期日も書かれています。
提出物は期限内に出さなければ成績に影響しますので、必ず期限までに終わらせて提出するべきものです。
その提出物に取り組むことももちろん大事なことなのですが、だからといって提出物を終わらせるだけではテスト勉強にはなりません。
何も覚えていない、もしくは多くを忘れてしまっている状態で問題集を解いても、問題を解ける力が身につきにくいからです。
特に定期テストの勉強は、【新しく覚えたことを、問題を通して正しく使えるようになる】ことを基本として取り組むものです。定期テストは出題範囲が決まっているので、特異な問題を解く力というより、きちんと範囲内のことを習得出来ているかを確かめる目的で問題が作られているからです。
新しく覚えていないのに問題を解いてみても、ほとんど勘で解いていることになり、問題を解く力は身につきません。
具体的には、
「教科書などを読んで、内容を覚えようとする」
➡「説明が載っているものを片付けて、覚えた範囲についての問題を解いてみる」
➡「丸つけをして、どこがわからなかったか確認をする」
➡「覚えられていなかったところをもう一度教科書などで調べてみる」
という流れで勉強するといいと思います。
小学校生活ではテスト勉強の仕方というところを経験することはないので、中学生になってから苦労することが多いのは当然だと言えます。あまりやったことがないのですから、困っても仕方のないことですよね。
最初は困ったとしても、子ども自身に対策を考えさせて取り組ませてみるという経験を積ませることが大切なのだと思います。