テストで結果を出すということ
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
アップルズでは、近隣中学の定期テストも終わり、塾生のテスト結果も集まり始めています。
今回は、テストで結果を出すということについてお話させていただきます。
「テスト範囲のことについての勉強もしているし、時間をとっているはずなのに、どうして得点が悪いのだろう」と思っている中高生、保護者の方がいらっしゃいますが、ただやみくもにテスト勉強をするだけではなかなか点は上がりません。
テストで結果を出すためには「テスト本番で多くの問題を正答できる」必要があります。
そんなことはわかっていると思う方もいるかもしれませんが、意外にこの観点が持てていない人が多いように思います。
講師や生徒に対して、私はよく次のことを伝えます。
テスト本番で多くの問題を正答するためには、事前に次のことをしておかなければならない。
①テスト範囲の内容を理解し、覚えるべき事柄を覚え、練習問題を通して正しく使えるようにしておくこと。
②単元名もまとまりもない、ランダムな問題の出され方でも、どのように処理するかわかるようにしておくこと。
③時間制限のある中で、できるだけミスを少なく、正しい答えを出せるようにしておくこと。
日頃の勉強では、本当に覚えたのか、自分の力になったのかわからないことが多いはずです。
「覚える➡問題を解く➡答え合わせ、見直しをする」という流れのもと、一時的にでも問題が解ける力がついていると確認しながら勉強しなければ、問題が解けるようになっているかどうかはわかりません。
また、多くの問題集では「不定詞」や「連立方程式」など、タイトルに単元名がかかれている場合が多いですが、テスト本番ではそのようなタイトルは書かれていません。
問題を読んで、どのように解けばいいか自分で判断するしかないのです。学校の問題集を解いているだけでは、そのような練習はできないので、特別な注意が必要です。
そして、テスト本番では時間制限があることも重要です。
時間内に解ききれなかったり、焦って普段よりも計算が雑になったりして、想定外の失点をしてしまうことはよくあります。これは、いくら準備をしてもテスト内容の難しさによってはどうしても解決しないことではあります。しかし、予めテスト形式の練習をしておいたり、時間管理のくせをつけておくことで、得点すべきところをとるという判断ができるようになります。
このような準備が出来ていない人は、次のような状態に陥り、勉強をしていても点数はとれません。
①問題を見ると、解いたことがある気がするが、どう解いていいか自信がないまま、なんとなくで解く。
②単元名やヒントがないので、どう解いていいか思い出すことが出来ない。
③テストの途中で時間切れになりテスト後に問題を見てみると、時間があれば解けたはずの問題が見つかったり、普段しないようなミスが大量に発生したりしている。問題を飛ばせない。
テストで結果を出すには、ただ勉強すればよいというものではありません。
いくら勉強をしても、良い結果が出るわけではないのです。
なぜなら、テストの高得点は「テスト本番で正答が多い」からとれているのですから。
勉強の初心者は、とにかく勉強量を積んで、知識を増やしていくことも大事です。
それだけでも、何も覚えていないときよりは解ける問題も増えていきます。
しかし、それだけでは不足していて、テストの正答数増やしたいから勉強しているという意識を持つことが重要であると思います。