なにを勉強していいかわからないという悩み
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
さて、私は塾の先生なので当然ですが、多くの子ども達の勉強の悩みを知る機会が多いです。
その悩みの中で、圧倒的に多いものの一つが「何を勉強していいかわからない」です。
今日は、何を勉強していいかわからない君へアドバイスを送ります。
まず、きっとそのような悩みの前には、
「勉強しなさいと言われたって」や「あまり乗り気ではないしそもそも」みたいな枕詞が隠れているように思います。
何を勉強していいかわからない人は、今は何のために勉強をしようとしているか、イメージが弱いのかもしれません。
ここで言う「何のため」というのは、勉強の本来の目的とかそういう話ではなく、それこそ、テストの点数を上げるためとか、学校の授業についていけるようにするためとか、そういう意識の話です。
多くの勉強に共通する効果的な勉強というのは、
勉強を始める前と始めた後で、何も見なくても言えたり説明出来たりすることを増やす勉強だと思います。
言い換えると、知識や増やしたり能力を上げたりする勉強ですね。
たとえば、今学校で習っている内容が歴史の平安時代あたりのことだとします。
ということはつまり、次のテストでは平安時代のことが問題として出てくる可能性が高いということですね。
そうしたら、教科書の平安時代のあたりを読んでみたり、ある程度覚えたら問題を解いてみるのは、しっかりテストのための勉強になっているわけです。
決めた勉強時間が終わったり、疲れたりしたら、今勉強したことを何も見ないで思い出してみて、なんとなく思い出せたらそれで十分よい勉強になっています。
ちなみにこのような話を生徒にすると、「でも量が多い」とか「でも勉強したことがテストに出ないかもしれない」という心配が出てくることがあります。
量が多いのは仕方ありません。一日で全部やる必要はないので、できるところまででいいと思います。
多いからこそコツコツとやっていかなければならないわけですね。
テストに出ないかもしれない、というのは本当にそうかもしれません。
これは当たり前の違いかもしれませんが、出ること出ないことがはっきりわからないテストは世の中にたくさんありますので、勉強したことが出るかもしれないという気持ちでやっていくわけです。
小学生まではわりと出題内容が明確になっているテストが多いですから、そう思ってしまうのも無理はありません。
でも、聞かれ方が変わっても、見たことのない問題でも、テスト本番で答えを出せるように準備しておかなければならないというのがテストの普通ですので、考え方を変えて頑張ってみましょう。
つまりまとめると、何をしていいかわからなかったら、とりあえずテストに出そうなことを覚えたり練習したりしてみようということです。
そして、勉強が終わったら今勉強したことを思い出してみるというのセットにするとよいということです。
もしかしたら、ちょっと勉強しただけですごく賢くなる魔法の勉強法があるかもしれないと思っていて、その方法がわからないと言っている人がいるかもしれませんが、そんな方法はありませんのでご注意ください。