大学受験では最優先で自信の持てる科目を作るべき(高校生編)
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
私も含めて、アップルズに在籍している全講師は、国公立大学入試や難関私立大学入試を経験しています。ですから、あまり表立って伝えていませんが大学入試指導は個別指導塾の中でも強い方だと思います。
今回は、最近講師と話していて是非高校生に伝えておきたいと思った内容を書きたいと思います。
その内容とは、大学受験ではまんべんなくできなくてもよく、自信のある科目を1つずつ作っていくことを大事にしてほしいということです。
たとえば、関関同立の文系受験だと国語・英語・社会の3科目で受けるパターンが多くなります。
アップルズの方針では、まず英語の単語力・文法力の基礎を最優先で固め、読解演習に取り組む段階まで進んだら国語の古文と現代文の指導に移っていきます。しかし、英語の学習量を緩めることはなく、むしろ英語中心の学習は増やして進めていきます。社会はしばらく放置します。
どうしてそのような偏った予定を組むかというと、自信のある科目を先に作ることで、受験期後半に自分のやるべき勉強をどんどん絞っていけるメリットがあるからです。
たとえば入試の合格最低ラインが70%だとして、英語でいつも80%を超えることができる状態になっていれば、あとは残りの2科目で平均65%をどのように超えるか考えればいいわけです。
「得意、苦手の区別なく全部を70%以上とらないといけない」という状態よりも「得意科目があるからもう一つの科目で70%、苦手科目で60%で合格できる」と考えた方が楽に思えるはずです。
「受験科目を全部頑張らないといけない」と思っている高校生は多いようですが、そうではなく、科目ごとに重要度に違いがあり、得意科目を作り安定させて勉強を戦略的に進めることが受験では重要です。
進学校に在籍している優秀な子でも、自分のしている勉強が果たして正しいものなのか、不安になることが多いと聞きます。どうしても苦手科目の存在が気になるのかもしれません。
しかし、受験を経験してきた先輩が「それで大丈夫」と伝えてあげることで自信を持って取り組めるようになるのは、予備校や個別指導塾に通うメリットでもあります。