一般論で指導する功罪
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
7/12に夏期保護者様説明会を実施しました!ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました!
説明会では高校受験、大学受験情報についてもお話をしていました。
アップルズでは「中学生 定期テスト直前15時間トレーニング!」とか「小学生 夏の宿題お助け講座!」などやっていますが、高校生を対象にした大学受験指導も行っています。
大学受験指導は専門的な知識が必要というより、「試験科目」「試験時期」「合格ライン」「難易度・傾向」を確認した上で、どの科目をどの教材でどのようなペースで進めていくかを計画することが大変で「研究力」や「粘り強さ」が必要だと思っています。僕自身、受験戦略を考えるのは好きなのですが、性格や能力的に向き不向きがあるものかなとも感じます。
ところで、多くの指導者は、自己経験や自分が所属する組織の常識にとらわれて「一般論」の話をしているように思います。
最近では、ある高校の担任の先生はとりあえず共通テスト受験を推したり、ある他塾の先生は目先の小論文対策だけを推したり・・・ということを耳にしました。
「それ一般論過ぎない?本当にその生徒に必要な選択ってそれなの?!」と疑問に思うこともままあって、モヤモヤしています。
共通テストに関しては、国公立大学受験では必須であることも多いですし、私立でも関東では必須であったり利用や併用を使って受験することも可能だったりするので「受験しておいて損はない」というのが一般論なのでしょうか。
しかし、関西の私立大学を受ける人にとって
・利用や併用で受かるほどの点数が取れる人はそもそも一般で受けても受かりそうですし
・共通テスト対策に手間や時間を取られるのも嫌ですし
・1月中旬の大事にな時期の2日間を入試に奪われて体力や気力を減らすのも嫌
だから共通テストを受ける必要性は高くないんじゃないかなというのが僕の考えです。
反論として、「そんなことを嫌がっているようでは大学受験は勝ちきれない!」とかありそうですが、みんながみんな根性全開で受験に臨んでいるわけではないので、なるべく効率的に、根性を出すところをしっかりと絞って成果に繋げてあげた方がいいだろうと思います。
AOや総合型選抜で入試を考えている人にとって、小論文対策はとても重要です。
しかし、小論文対策だけに絞った夏の過ごし方を提案する他塾の先生の話を聞いて、もし落ちたらどうするの?と心配になることもありました。
確かに、最速最短合格を目指すことも大事ですが、これも先の話と同じで「浪人上等!」と皆が思っているわけではないのですから、もしもダメだったらを仮定して学習をカスタマイズしてあげる必要があるはずです。(他塾のことなので、本当はそこまでカバーしているのかもしれないですが)
「多くの受験生はこうだった」「成功している人がこう言っていた」という根拠に基づいた指導を全否定しているわけではなく、もちろんメリットもあるから成功者が生まれていると思うので、一般論の良い点もあります。
しかし、それって本当にその個人に合った指導なのか?と考えないと、時には生徒のチャンスを奪う毒にもなりかねないと思います。
子ども達は”先生”という立場の人の言うことを比較的素直に聞いてくれるので、だからこそ、”先生”という立場の人間はその言動が生徒のためになっているかをよく考えなくてはならないと感じます。反面教師として精進したいと思います。
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