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粘る力を養おう

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。

 

アップルズの春期講習は4/6(土)のイベントをもちまして無事終了いたしました。新規の方もたくさん受講いただいて、とてもありがたく思っています。

塾生においては、春期講習で普段習っている科目以外の科目を受講している子もいました。

ある小学生の塾生は、普段は算数を習っていますが春期講習だけ国語を受講しとなりました。その理由は、問題を解くときに「粘る」という感覚を身につけて欲しいからでした。

 

小学校のカラーテストは表が100点、裏が50点で、最近習ったことをなんとなく思い出して解いていれば80~100点が取れるような内容になっています。

「最近はわり算ばっかりやっているからわり算をしておけばいい」「出てきた数を足すか引くかかけるかわるかしてみればいい」といった感じでも解けてしまうことも多々あるわけです。

しかし、中学校以降のテストでは、どの計算をするのか問題を読んで考えなくてはならないし、以前習ったことを使わないといけない場面もあり、最近やっていたことを真似するくらいではうまくいきません。

 

小学生だからと言って、最近やってきたことをやるだけの作業的な勉強を続けてやっていては、その先の勉強でつまづくことになります。

その作業的な勉強を「正しい勉強」と思っていれば、中学生になってから直すことも大変難しく、苦労することになります。

中学校以降の勉強である程度うまくいくためには、作業的な勉強でなくなるための、つまり、勉強の質を高めるための訓練が必要です。

 

その訓練で身につけるべき能力の一つが、冒頭に書いた「粘り」という精神です。

 

たとえば国語の読解問題では、一度読んだくらいではなかなか内容が頭に入ってこないケースがあります。

そんな時、「もう一度読んでみる」「よくわからなくなったところまで戻ってみる」という取り組みが私の言う「粘り」の例の一つです。

算数では、解き方が思いつかない場合、座標や辺の長さ、角度を書き出してみるというのが「粘り」です。

 

答えがわからない時、どうしたら答えが出るかをあれやこれや試行錯誤してみるという取り組みは、小学校の勉強ではなかなか取り組む機会がありません。

実力テストや模試、入試で重要になる取り組みであることはわかっているのに、その力がつくかどうかは運任せになってしまっているように思います。

 

お子さんが頭を悩ませて、答えが出るかもしれない適切な課題を与え、それに取り組む姿をじっと見守るような指導をアップルズでは行っています。

頭が疲れるからと言って考えるのをやめるのではなく、何かいい方法はないかと考え続けることは、お子さんの勉強において本当に素敵でとても大事なことだと思います。

 

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