英検と入試英語の考え方
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
アップルズでは小学生から高校生までのお子さんがどの科目でも習えるので、「小学生からの英検」や「難関大学入試の英語」など様々なレベルでの英語指導を行っています。
今回は、英検と入試英語の違いについて、アップルズの考え方をお伝えいたします。
英検は2024年1月に少々形式や試験時間の変更がありましたが、概ね次のような力が試されています。
・英単語や英熟語の知識力
・英文を読んで話を理解する力
・リスニング力(1回で聞き取る)
・英作文を通してアウトプットする力
一方、大学入試では次のような力が試されます。
・長文を読解して、設問に答える力
・英文法力(こまかいところまで)
・リスニング力(但しリスニングがない入試もあり)
・やや複雑な構文を読み解く力
英検2級は高校卒業相当の英語力があるとされていますが、英検2級に合格したからといって大学入試の問題に対応できるわけではありません。具体的には、大学入試の問題は文法問題や並びかえ問題が多く、英検では文法問題が少ないなど試される力が異なるためです。実際に、英検2級を取得している高校生が私立大学入試問題に対応できないということはよくあることです。
では、入試を解く力に直結しない英検は効率が悪いのかというと、そういうわけでもないと考えています。その理由は以下の通りです。
・定期テストと違い、広い範囲からの知識を試されるため、英単語や英熟語を覚えるきっかけとなる
・英作文やリスニングを通して英語に対する学びを深めることができる
・英検合格資格を利用して、入試を有利に進めることができる場合がある
・英語学習の短期目標として有用
英検の学習だけでは大学入試の全てに対応できるわけではないけれど、英検を軸とした英語学習はお子さんのモチベーションを保ちやすく、実力をつけるには便利だと考えています。
つまり、「英検を取りさえすればよい」という考え方は危険ですが、英検を受験する目的で学習を進めていくことは良いことだということです。
アップルズでは現在、5級~準1級の英検合格を目指す生徒が在籍していますが、ほとんどの生徒に共通してアドバイスしていることは「まず、英単語の日本語の意味をたくさん覚えよう」ということです。英検の記述以外の問題は、リスニングも含めて単語の意味を拾っていくだけで答えを推測できるようになっています。だから、英単語の意味がわかればなんとなく選択した答えが合うこともありますし、正しく訳せなくても書いてあることがなんとなくわかることもあります。
これは大学入試長文の内容把握問題も同じことで、単語力があり、粘り強く読む姿勢があれば正しい答えを選択する可能性が上がります。
「文法をないがしろにしろ」と言っているのではなく、なによりもまず単語力をつけることによって英検突破の可能性は高まる傾向にあります。これが大学入試との明らかな違いかと思います。
繰り返しになりますが、英検の勉強だけでは大学入試を解く力の全てが身につくわけではありません。文法力、精読力などが身につかないからです。一方で、英検の学習によって、受験勉強を本格的に行うまでの基礎力や、受験における加点、最低得点保証が与えられるケースもあり、日頃の勉強で目標に据えるのはとても効果的です。
保護者様や生徒さんから英検についての質問が増えてきたので、このような資格制度と入試の違いについても度々発信できたらと思います。
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