大学受験は高校受験より厳しいというお話(中学生~高校生編)
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「個別指導塾アップルズ」大阪高槻校 塾長の伊藤です。
さて今回は、大学受験は高校受験より厳しいぞ!というお話をしたいと思います。
まずは、2つの受験の違いをいくつかご紹介します。
まず、高校受験の方が全体的に倍率が低めです。大阪の公立高校だと、2倍を超えることはほとんどありません。対して、大学受験は全体の平均倍率が3倍程度ですので、不合格者が大量に出ることになります。
つまり、全体的に、高校受験は受かる方が多め、大学受験は落ちる方が多めという認識で挑戦することになります。
あとは、受験科目数も違います。高校受験では3科目もしくは5科目が多いですが、大学受験では1~7科目と大学や学部ごとに幅広い科目設定がされている他、科目ごとの配点が違っていることが多いので、どの科目を重点的に勉強するべきかという戦略が重要になることもあります。
全体的になんとなく勉強することが許されるのが高校受験で、科目ごとの勉強の比重を考えなくてはならないのが大学受験といえると思います。
その他には、受験回数の違いがありますね。高校受験では、私立・公立合わせて2回くらいの入試が普通ですが、大学入試では10回以上の入試にチャレンジすることもできます。国公立大学入試のように、入試回数の少ない大学もありますが、いくつも受験校を選択できるということは、高校受験の時と違った仕組みなので注意が必要です。
また、合格最低点も違います。高校受験の場合、およそですが、私立だと6割前後、公立だと高校ごとに4割~8割と幅広い基準になっていることが多いですが、大学受験の場合はどの大学もおよそ7割です。
高校受験の指導で「基本的な問題だけしっかり取って50点を目指そう!」とアドバイスすることはあっても、大学受験では一部のケースを除き、半分でOKとすることはありません。学校で勉強する内容より難しいのに、7割という高得点を取らないといけないというのは厳しく感じますよね。
高校受験はほとんど皆が受ける雰囲気がありますが、大学受験はそうでもありません。きちんと勉強したいと準備している人が競争するのが大学受験です。そのため、高校受験と同じ姿勢で挑んでしまうと、思ったよりも難しく、思ったよりも得点できず、思ったよりも合格最低点が高いため、痛い目にあってしまうことも・・・
というわけで、高校1年生、2年生の皆さん。このブログを見ていたら、ドキッとしていただいて、少しずつ復習を始めていきましょう。